今の時間を大事にしなあかん、有効に使わな明日はもう少し歳取ってるんやから。英語とサーフィンの再挑戦

前原晋子さん(64歳)
目次
・英語もサーフィンも、もう一回やりたい
・英語漬けの毎日で世界が広がった
・一緒に勉強した子勉強した事で世代の差はなくなりみんな仲間になった
・サーフィン復活の奇跡
・バリ島での不思議な体験
・挑戦し続けることで、新しい自分に出会える
「英語もサーフィンも、もう一回やりたい」
はじめまして、こんにちは。前原晋子と申します。大阪でフラワーアレンジメントの教室をしてます。
「Surfing is my life!」な64歳です。
このバリ島留学はただの英語学習ではなく、人生を変える大きな転機となりました。
昨年、ちょっとややこしい足の手術をしてから、半年近くまともに歩かれへんかったんです。
痛みに耐える日々に、何かできることはないかと、英語の勉強し始めたのがきっかけで、
だんだん熱が入ってきた。もう少しステップアップしたらコミュニケーションできるようになるんじゃないか?
暖かいバリでリハビリしながら「もう一回サーフィンで立ちたい」、その目標と共に、
「英語も話せるようになりたい」、最後の挑戦だと思ってやってみようと思いました。
「英語漬けの毎日で世界が広がった」
とことんコースを選んだ理由の一つは、しっかり英語を話す環境を作ること。
日本人が多いって聞いてたから、日本語ばっかり話してたら意味ないやん?
それなら縛りを長くしようと1日5時間の勉強に挑戦しました。
最初は発音にも自信なかったし、アウトプットが苦手で…。でも、先生が上手いこと引き出してくれはって、
どんどん話す自信がつきました。
授業後は、仲間とご飯を食べたりビールを飲んだりしながら、日本語での交流も楽しいし、
気づけば、日本語と英語が半々の「ルー大柴状態」に(笑)。
さらに、スピーチの機会もチャレンジして、最初は「恥ずかしいから喋られへん!」て言うてたけど、
先生にプッシュされて挑戦した結果、なんとBest Presenter賞を2回も受賞しました。
奇跡が起きました(笑)。
「一緒に勉強した事で世代の差はなくなりみんな仲間になった」
SIKIにはいろんな人がおって、一緒に過ごした仲間との時間は私の宝物です。
バリ島を歩いて一周した人、世界34ヵ国訪れた人、オーストラリアのワーホリで貯めたお金全部持ってそのまま来たサーファー、ハーフの可愛い英文科大学生、スナックのママ、銀行辞めて来た女性、看護師さん、ピースボートの乗務員さん、リタイヤメントされたムッシュにマダム、日本語教師の先生方…、
ほんまに、孫くらいの世代の子と同じ目標に向かって、同じ所で勉強したというのはモチベーションになりましたし、いろんな生き方をして来た皆んなと”同じ釡の飯を食う”みたいな時間を過ごして、
気づけば家族のような存在に。
すっごいアットホームで、大きな家族の中に居てたという気がします。
「サーフィン復活の奇跡」
ある日、生徒の男の子が『サーフィン行こう!』って引っ張って行ってくれました。
バリでの生活は、英語だけやなく、半年以上諦めてたサーフィンに再挑戦することだったから、
どう言うてええんかな?自分の子ども以外でこんなに優しくしてもらったことないから、すごい感激でした。
そして、ガイドさんにサポートしてもらいながら、奇跡的に立つことができたんです。
その波がすごくキレイだったから、ロングライドできて『乗れるやん!』って。
もう一度サーフィンできるかもと希望が湧いてきました。
でも、半年以上サーフィンやってないからパドル力が全く無くなってて。
年齢的にも復活できるやろか…、腕もひょろひょろ、もちろんドルフィンもできん…。
『これじゃ復活できん!』
それから、毎朝プールでトレーニングして、1ヶ月後くらいから筋肉が戻り、
ついに自力で波に乗れるまでに回復するんです。
「バリ島での不思議な体験」
足の回復には、バリ島の「何か特別な力」も影響していたのかもしれないです。
観光で行った沐浴の翌日から、足が急に軽くなって歩けるようになったんです。
それに、その日は大雨やったのに、私らが歩く時だけ雨が止む。
ガイドさんが朝から2~3時間お祈りしてくれてたらしいんですよ。
バリの精神文化にも心を打たれましたし、
さらに課外授業で行ったお寺でお祈りした後も…
いや、あれもびっくりしました。なんで痛くないん?
それまで2階の教室に上がるのも痛くて痛くて、手すりにしがみついてたのに、
「一段づつ登れるやん…、全然大丈夫やん!」というくらい回復してしまい。
調子いいからまた3回、4回とサーフィンに行って、ついには自分のパドルでテイクオフできて、
これは、ほんまに、すごい自信になりました。
この手術のゴールは、もう一度サーフィンすることやったんです。
お医者さんにも復活は1~2年はかかるだろうと言われてたけど、
歩けるだけや生活できるだけじゃなく…、サーフィンができたという事例はなかったので、
あかんかってもしょうがない、そこに私も賭けて手術したんです。
それが、たった2ヶ月でここまで戻ってきた!もう、奇跡としか言いようがない。
早く先生らにも報告したいです。
「挑戦し続けることで、新しい自分に出会える」
最初は、私も『この歳で?』って怖気付いたり、ブレーキかかったりもするねんけど、
海外に行っても言葉もできない、何かトラブったらどないしたらええんやろっていうのが怖くて。
でも、もっともっと楽しんではる人にもSIKIで巡り会えました。
私より上の70代のアクティブでスマートな女性もおられて、
「ああ、かっこええなぁ、こんな素晴らしい人がいるんだ」と憧れ、
そしてこの先だってまだまだ楽しめるわよって教えてもらいました。
今が一番若いんです。今日が自分が生きている日で一番若いと思ったら、
今の時間を大事にしなあかん、有効に使わな明日はもう少し歳取ってるんやから。
先延ばしにせんと、ひらめいたらすぐやってみる。
『日本のお花のワークショップをやって欲しい』と頼まれた時、緊張しすぎて寝れんかったけど、
何もかも日本と違う、文化も違う相手に教えさせてもらったことも、
一人一人が自分で創ったものを喜んでくれたことが嬉しくて。もう泣きそうなくらい。
こんな感動もチャレンジしなければ得られなかった。
だから、皆さんもやってみてください。チャレンジ、トライ、私も頑張ります!
先生方、スタッフの皆さん、一緒に過ごした仲間たち、
何もかもが刺激的で、本当に楽しかった。ありがとうございました。